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本記事の目的
英検1級リスニングの大問1の対話問題では、過去に出題された問題が再度出題されることがあります.
このような問題をリサイクル問題と呼びますが、この記事ではリサイクル問題の傾向について私が調べた結果を共有させていただきます.
また英検1級リスニング大問2の分析結果を以下にまとめているのでこちらもチェックしてみて下さい.
【英検1級】リスニング大問2の傾向について分析してみた本記事の前提
今回傾向を調べる上で確認対象とした過去問は2010年度第3回から2022年度第2回までの合計36回分です.
さらに遡って対象データを広げると分析結果は変わる可能性がある旨は予めご了承ください.
分析結果
以下は直近11回分のリサイクル問題の出題状況です.
2022年度第2回
・10問目:2012年度第3回10問目で出題
2022年度第1回
・10問目:2015年度第3回10問目で出題
2021年度第3回
・9問目:2012年度第2回9問目で出題
2021年度第2回
・1問目:2017年度第2回7問目で出題
・2問目:2018年度第1回8問目で出題、2011年度第1回5問目で出題
・3問目:2016年度第1回2問目で出題
・6問目:2017年度第1回2問目で出題
・9問目:2016年度第3回9問目で出題
・10問目:2016年度第1回10問目で出題
2021年度第1回
・2問目:2016年度第3回6問目で出題
・3問目:2017年度第1回3問目で出題
・4問目:2017年度第1回1問目で出題
・5問目:2017年度第2回2問目で出題
・6問目:2017年度第3回8問目で出題、2013年度1回4問目で出題
・10問目:2015年度第2回10問目で出題
2020年度第3回
・1問目:2013年度第2回8問目で出題
・3問目:2016年度第2回3問目で出題
・4問目:2013年度第1回1問目で出題
・5問目:2016年度第3回8問目で出題、2012年度第3回1問目で出題
・6問目:2015年度第2回7問目で出題
・8問目:2014年度第2回2問目で出題
2020年度第2回
・1問目:2011年度第2回3問目で出題
・2問目:2016年度第2回2問目で出題
・4問目:2013年度第3回3問目で出題
・5問目:2015年度第2回3問目で出題
・6問目:2015年度第3回5問目で出題
・7問目:2016年度3回3問目で出題、2014年度1回1問目で出題
・8問目:2016年度第1回8問目で出題、2011年度2回5問目で出題
2020年度第1回
・1問目:2016年度第3回7問目、2014年度第1回7問目で出題
・2問目:2011年度第2回2問目で出題
・3問目:2014年度第3回8問目で出題
・4問目:2015年度第2回6問目で出題
・6問目:2015年度第1回5問目で出題
・7問目:2016年度第2回8問目で出題、2011年度第2回6問目で出題
・8問目:2014年度第2回7問目で出題
2019年度第3回
・2問目:2014年度第2回6問目で出題
・3問目:2016年度第2回4問目で出題
・5問目:2016年度第1回1問目で出題、2010年度第3回2問目で出題
・6問目:2012年度第2回5問目で出題
・7問目:2013年度第1回3問目で出題
・8問目:2014年度第3回7問目で出題
2019年度第2回
・3問目:2014年度第3回2問目で出題
・5問目:2015年度第3回4問目で出題
・7問目:2011年度第2回7問目で出題
・8問目:2012年度第3回2問目で出題
2019年度第1回
・2問目:2013年度第3回4問目で出題
・3問目:2014年度第2回3問目で出題
・4問目:2013年度第2回3問目で出題
・6問目:2014年度第1回6問目で出題
・7問目:2012年度第2回7問目で出題
・8問目:2012年度第3回4問目で出題
考察
・2021年度3回以降はリサイクル問題は1問のみとなっており、少し傾向が変わり、減少傾向になっていることが分かります.
・2020年度、2021年度は10問中6-7問がリサイクル問題でした. これは2020年度に流行した新型コロナウィルスの影響により、英検が新規に問題作成をする余裕がなかったことによるのかもしれません.
・リサイクル問題の中には3回目の出題となるものもありました.
まとめ
上記の傾向からしっかり準備をすれば少なからずリサイクル問題の恩恵を受けられる可能性があるので、特にリスニングが苦手な人は古い過去問も揃えて対策すると良いでしょう.