今回は私の大学時代に同級生にいた二人の留学生について紹介し、私が感じた語学を身につけるコツを紹介します.
フランスからの留学生Dさん
一人目はフランスからの留学生(男性)のDさんです.
最初にお伝えしたいのはDさんはフランスの高校で少し日本語を勉強していたものの、日本に来てから本格的に日本語を勉強し、2年経った頃にはペラペラな状態でした.
もともとDさんはプログラミングなどのスキルがあり頭がいいということはありますが、なぜ短い時間でものすごく日本語が上達したのか気になり観察して気づいたことがありました.
常に電子辞書を持ち歩いていた
一つ目は当時まだスマホもなかったので(あったけどまだ普及していなかったのかも)、何かを調べる際には電子辞書を使っていました.
Dさんは常に日仏の電子辞書を持ち歩いていて、例えば私と会話して知らない日本語が出てくると「今なんて言った?」と言って日本語を調べていました.
面白かったのがある日、Dさんと話していてなんの単語かは忘れてしいましたが、私が知らない日本語をDさんが会話で使ってきたのです.
そして私が「今使ったその日本語どういう意味?」とフランス人のDさんに聞いて教えてもらうという.(笑)
以前に別記事でも書きましたが、分からなかったらすぐ調べることでものすごく成長するんだなと思った話です.
とにかく実践で学ぶ
二つ目に尊敬していたのがDさんは交友関係が広かったということです.
上述の通りプログラミングができたので、友人にプログラミングを教えていたり、インターンでベンチャーでは足りていたり、塾で英語を教えていたり、卓球部に入っていたり、合コンしていたり、いろいろなコミュニティに属していました.
そしてもちろんそれぞれのコミュニティで全て日本語でコミュニケーションを取っていました.
交友関係が広い分、様々な分野の日本語にたくさん出会い、たくさん行動するため使う日本語の量が半端でなかったのだと思います.
おそらく当時私が1週間に発していた日本語の発現量をDさんは1日で発現していたぐらいではないでしょうか.
このように行動して実践をたくさん経験したDさんは会うたびに日本語が上達しているのが分かりました.
中国からの留学生Iさん
二人目は中国からの留学生(女性)のIさんです.
最初にお伝えしたいのはIさんは大学卒業時に日本に来て5年目でしたが、日本語はあまり上達しておらず、会話は成り立つが、細かい日本語の間違いや語彙力もないため、深い話はできない状態でした.
もちろん一人目のDさんと同じ大学、同じ学部の留学生なので大きな学力差はないはずです.
なぜIさんは長い時間かけても日本語が上達しなかったのか気になりこちらも観察して気づいたことがありました.
常に中国人の友達と一緒にいた
一つ目は留学生あるあるかもしれませんが、Iさんは常に他の中国からの留学生たちと一緒にいました.
もちろん会話は中国語です.
私が短期留学でアメリカにいったときも、キャンパス内では同じような人種のグループで固まっているのをよく見たので、人間は無意識で同じもの同士で集まってしまうのでしょう.
結果、中国人とばかり一緒にいるので、Iさんは日本人の友達はいるものの、あまり深い関係は気付けておらず、そのために日本語を使う機会も多くなかったということが上達できない要因の一つにあると思います.
意識が低い
二つ目に語学だけに限った話ではないですが、Iさんは勉強が好きではなく、とにかく意識が低いように見えました.
大学の授業もサボり気味でよく代返(代わりに友達に出席してもらい後でノート等情報をもらう)してもらっていましたし、授業に出ていても寝ていたり、ケータイをいじっていることも多かったです.
そんな感じでも日本の大学は卒業できてしまうのはおかしいと思いますが、常にだらけている感じでしたが留年などはせず卒業していました.
Dさんとすごく対照的に移りますが、大学入学時には大きな差はなかったはずの二人が意識が違うだけで数年でこれだけの差が生まれてしまうのだと思いました.
逆に考えると、高い意識を持って1-2年すごく努力すれば、人間大きく変われるとも言えますね!
まとめ
さて、今回は私の大学時代の同期の二人を見ていて感じたことをご紹介させていただきました.
どちらが正しいということはもちろんないと思いますが、私はDさんのような常に学んでいる人でありたいと思います.