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この記事の目的
英検の英作文で重要なポイントの一つに、いかに短い時間で必要な語数の英文を書くかということがあります.
この記事では英作文で語数をどのようにマネジメントすれば良いか、実際に私が実践していたコツをご紹介させていただきます.
語数をどうやって数える?
英検の英作文において、
- 英検準1級は120-150語
- 英検1級は200-240語
でそれぞれ完成させる必要があります.
もし語数が上記に満たない場合や超過してしまう場合には減点の対象になるので注意が必要になります.
語数マネジメントにおいて重要なのはだいたい何語書いているかをすぐに知ることができることです.
そのために本番で時間をかけずに語数を把握するために、1行に書く語数を決めておくと良いでしょう.
以下のルールで解答することで必要な語数を満たすことができます.
- 英検準1級の解答用紙は25行です.
1行あたり8語ずつを目安に書いていき17行目まで書けば、8×17=136語になります. - 英検1級の解答用紙は28行です.
1行あたり8語ずつを目安に書いていき最後の行まで書けば、8×28=224語になります.
語数を増やすには?
基本的に語数で悩むのは、どうやって語数を増やすかだと思います.
書き過ぎてしまう傾向があり、語数を抑えたいという方もいるかもしれませんが、そのような方はご自身で書くべき内容を棚卸しできれば、すぐに適切な語数に調整することができるでしょう.
この記事では語数を増やすための2つのポイントをご紹介します.
語数を増やすポイント① 修飾語を足す
一つ目のポイントは修飾語を足すということです.
例えば以下の文を書いた時に、文としては正しいけど少し語数や内容に物足りなさを感じると思います.
このような文に修飾語を足すことで、語数を増やすことができ、また具体性も向上し、説得力が増した文章になります.
修飾語を足すコツは疑問視5W1Hを用いてツッコミをいれるということです.
例えば上の例文では、以下のようなツッコミを入れると具体的な修飾語を思いつくと思います.
- when?
→immediately 「すぐに」 - why?
→because it is bad for our health 「喫煙は体に悪いから」
これらを文に取り込んでみると以下のようになります.
これで具体性が増し、語数を4語から12語まで増やすことができました.
語数を増やすポイント② 言い換えを駆使する
二つ目のポイントは言い換えを駆使するということです.
ポイント①で用いた以下の文で、言い換えを考えてみましょう.
例えば上の例文では、以下のように言い換えをすることができます.
- should → ought to
- stop → refrain from
- smoking → having a smoke
これらを文に取り込んでみると以下のようになります.
語数を4語から8語まで増やすことができました.
言い換えをする際の注意点は言い換える前と後で意味やニュアンスは変わらないようにすることです.
適切な言い換えができるようにするためには、日常的な学習で他の表現がないか意識して調べ、インプットをすることが大切です.
以下、ご参考までに言い換え表現を調べるために使える教材をご紹介します.
- 英辞郎
アルクが提供しているネット上の英語辞典サービスです.アプリもあり、簡単に調べられることが魅力です.
https://eow.alc.co.jp - 英英辞典
英英辞典を使って英語を英語で調べるようにすることで言い換え表現が思いつきやすくなります.
リンク - 類語辞典
英英辞典を使い慣れた方は類語辞典を使ってさらに語彙力を強化することもオススメです.
リンク
語数を増やすポイント③ 最後のパラグラフで語数稼ぎのパターンを用意しておく
語数が足りないかもと気づくのは、英作文の後半になってからが多いと思います.
そこから前半の文章を書き直すのは、手間と時間がかかるためオススメできません.
そこで最後のまとめのパラグラフ、つまり英検準1級では第4パラグラフ、英検1級では第5パラグラフで語数が稼げる長めのパターンの型をあらかじめ用意しておくと良いでしょう.
具体的には以下2つのアプローチがあります.
各根拠を具体的に掲示
In conclusion, from the above three reasons, A, B, and C, I firmly believe that – .
逆説を使う
本番で書いてみて、語数が十分であれば通常の型で書く、語数が不足気味であれば、最後のまとめのパラグラフで長めの型を使うというように状況に応じて使い分けをすることで、語数不足を解決することができます.
まとめ
さて今回は英検の英作文に取り組む上で、実践的にすぐ使える語数マネジメントのコツについて紹介させていただきました.
英作文の語数を稼ぐのに苦労している方はぜひ一度試してみてください.