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この記事の概要
英検英作文の対策として、問題集の模範解答を写す、いわゆる写経という勉強法は効果的か私の考えをまとめます.
あくまで個人の見解であるので、参考程度に読んでいただけると幸いです.
私の意見
英作文対策として、模範解答の写経は、学習を始めてすぐの人には良いかもしれませんが、それ以外の方は以下のデメリットからあまりオススメしません.
自分で一から英作文をして、他の人に添削をしてもらうことをオススメします.
写経のメリット
最初の掴みを理解できる
どのような流れで、どのぐらいの分量で書けば良いかが模範解答を写すことで実感できるので、初学者が英作文対策の最初の掴みを理解するのには役に立つと思います.
取り組みやすい、独学しやすい
最初から自分で考えて英作文に取り組むよりは、模範解答の写経は取り組みやすく、学習の敷居が低く、取り組みやすいと思います.
また参考書さえあればできるので、独学しやすさもメリットになります.
正しい英語を学ぶことができる
基本的に参考書などの模範解答はプロのチェックが入った正しい英語、内容なので、その文章を写すことで、ミスや誤りがない正しい英語を学ぶことができます.
自分でゼロから英作文を作る場合には、表面的なスペルミスや文法ミスだけでなく、論理や内容などの正しさを自分でチェックすることは難しいため、写経で模範解答を体に染み込ませるというアプローチはありかもしれません.
写経のデメリット
勉強した気になりやすい
写経のデメリットとして、解答を写すことが目的になってしまい、作業になってしまうということがあると思います.
加えて、模範解答を写すことはそれなりに労力も時間もかかるので勉強した気になりやすいという点もあります.
もちろん、作業化させず、写しながらしっかり頭で考えて表現なども覚えられる方はこのデメリットは当てはまりませんが、私は続けていくうちに作業化させてしまう自信があるのでデメリットとしています.
自分で考える力が身に付きにくい
模範解答の写経はあくまで誰かが考えた内容のものをトレースすることで勉強するというものであり、自分でゼロから同じ根拠や内容を出すことができるかというとまた別だと思います.
これも上の話と似ていますが、模範解答をトレースすることで、自力でも根拠や具体例を出せるというような人以外にはあまりオススメできません.
模範解答と実力でレベル差が大きい可能性が高い
参考書の模範解答は基本的にレベルが高く、なかなか自分では思い付かない内容や表現が含まれていることが多いです.
そういった内容を学ぶために写経をするんだという意見もあるかもしれませんが、ほとんどの初学者のレベルと参考書の模範回答のレベルに大きな乖離がある可能性が高いと考えています.
そのような実力との乖離がある文章を写しても、学習効果は低いと考えています.
まとめ
本記事では英検英作文対策として、模範解答を写す、写経について私の意見を書きました.
学習方法については色々な意見や考えがあるので、1つの情報を鵜呑みにせず、様々な情報に当たられることをオススメします.