【英検準1級】2次試験の質疑応答について分析してみた

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本記事の目的

英検準1級の2次試験で課せられる質疑応答のパターンについて紹介し、対策に役立てていただく.

本記事では、英検準1級2012年度第3回から2020年第2回までの24回分×2パターン(カードA,Bの2種類があるため)=48セットを分析対象としています.

英検準1級2次試験の内容は大きく2つです.

一般的には1次試験の山場は最初のナレーションと言われています.

が、面接官との質疑応答もマンガの描写とは違った難しさがあるので質問のパターンを知っておいて損はないでしょう.

質疑応答の2つ目から4つ目の質問内容のパターンはある程度決まっています.

具体的には質問2〜4のパターン集計してみたところ、以下のような傾向がわかりました.

質疑応答の質問のうち、Should 〜 ? または Do you think that 〜？で全体の72%程度を占めていました.

ちなみにその他の質問は具体的には以下のような質問が含まれ、基本的には全てYES/NOで答えることができる質問ですが、時制が過去形や現在完了、また助動詞が含まれているものも出題されます.

さらに質問内容の傾向を調べるために、各質問がどの分野に関するものかを調べてみました.

結果は以下のようになりました.

質問で問われる上位トップ3は教育、社会、政治でこの3分野で全体の約半分を占めます.

各分野でよく用いられる主語は以下の通りでした.

その1の分析結果と組み合わせることで、以下のような質問がよく出題されることがわかります.

Should parents be stricter with their children?：should-? × 教育分野
Do you think that people participate more in volunteer activities?：Do you think-? × 社会分野
Should the government try to attract more foreign workers?：Should-? × 政治分野

何セットか過去問に取り組むと気づきますが、1つ目の質問は必ず以下のように4コママンガの4コマ目の登場人物にフォーカスし、あなたがこの人だったらどうするか？という質問です.

Please look at the fourth picture. If you were the university student , what would you be thinking?

これは全てのセット例外なく同じ傾向であり、今後も変わらないと見ていいでしょう.

また2〜4問目は相互に関係する質問が出題されているわけではないということもわかりました.

例えば、2019年第1回Aパターンで2〜4問目は以下のような内容でそれぞれ独立した質問となっています.

質問２. Are people’s manners getting worse in society today ? →マナーについて
質問３. Do you think that young people value their family less these days ? →若者の家族の捉え方について
質問４. Is the government doing enough to solve the problem of Japan’s aging society ? →高齢化社会について