私は英検1級を2016年、社会人1年目のときに取得しました.
当時はまだ慣れない仕事をしながら、帰宅後に勉強をして結構大変だったと記憶しています.
今回は大変な思いで取得した英検1級について、私が取得して良かったことを紹介していきます.
Contents
英検1級を目指したきっかけ
英検1級を目指したのは社会人1年目でした.
その当時はすでにTOEICでは915点を取得していましたが、自分では英語力はまだまだだと思っていました.
そのため英検1級を取得することを通して英語力を向上させようと思い、英検1級の取得を目指しました.
良かったこと① 英語の総合力が向上した
まず英検1級を取って一番良かったことは英語の総合力が向上したことです.
特に力がついたと感じたのは語彙力、ライティング力、スピーキング力で、いずれもTOEICではあまり測ることができないスキルです.
一つずつ詳しくコメントしてみます.
語彙力
英検1級の語彙はご存知の通り、かなりレベルが高く、また様々な分野の英単語が出題されます.
最初は単語帳に取り組んでいても、1ページのうち知っている単語は1個ぐらいで残りの9個は知らない単語という感じでした.
挫けそうにになりながらも一つずつコツコツ覚えていき、英検本番では語彙力は自分の武器になっていました.
英検以外でも環境系やテクノロジー系のニュース記事、洋書、Youtubeでの英語のインタビューなどでも、英検1級で学習した単語に遭遇する回数は多く、内容を理解する際の助けになります.
ライティング
ライティングもTOEICでは扱われない分野のため英検1級の勉強を始めるまではあまり取り組んだことがありませんでした.
そのため英語を書いてみても、とてもTOEIC900越えの人が書いたものとは思えないぐらいのレベルのものしか書けませんでした.
しかしながら英検1級に合格するために、本腰を入れてライティングの勉強をすることで様々な点で成長を実感することができました.
例えば、
・意味は知っているけど使えない単語(いわゆる受動語彙)がライティングでも使えるようになった
・表現や構文を駆使して長い文が書けるようになった
・なんとなく書くのではなく、文の繋がりや役割を意識してライティングができるようになった
などが成長した具体的な例としてあげることができます.
スピーキング
スピーキングは一番自信がなかったため、かなり時間をかけて対策をしました.
自分で使える表現を増やすためインプットを増やすことはもちろん、毎日オンライン英会話のレアジョブでアウトプットすることを習慣化していました.
加えて発音、アクセントの改善にも取り組みました.
本番では「カジノは日本に必要か?」という問題が出題されましたが、スピーチし質疑応答もしっかりできました.
英検1級に合格したからといって、英語を流暢に話せるかというと必ずしもそうではないと思いますが、そこそこ難しいお題についてフリースピーチして質疑応答もできたということは一定の自信になりました.
良かったこと② 周りの人から評価された
英検1級合格は会社の上司からも高く評価してもらうことができました.
もちろん英語に加えて様々な能力を身につけて仕事で活躍する必要がありますが、英語が得意という印象を持ってもらうことで英語の研修に推薦される、海外主張や海外赴任に行かせてもらえるといった良いことがありました.
英検1級はTOEICと比べると知名度は高くないですが、知っている人はその難しさを知っています.
特に最近はTOEICの学習をする人が多く、800点ぐらいの人は結構います.
そのためTOEICで高得点を取得していても、でも実際に使えるの?と懐疑的に見られることは多いです.
TOEICに加えて一定のライティング/スピーキングの試験も課される英検1級にも合格することで英語力により自信を持つことができるようになりました.
良かったこと③ 英語の発信活動に繋げることができた
英検1級合格後しばらく経ってからですが、インターネットでサイトを立ち上げ英語学習についての発信活動を始めました.
もちろん英検1級を取得していなくても発信することはできますが、英検1級を取得していることで説得力を持って発信をすることができたということはあると思います.
現在も本サイトの運営はライフワークとなっており、少しずつサイトを大きくし、本サイトやSNSを通じて英語学習のコーチングや相談をさせていただく機会も得ることができました.
英検1級を取得していたなければここまで行動することも継続することもできなかったと思います.
まとめ
さて、今回は私が英検1級を取得して良かったことについてご紹介させていただきました.
英検1級を取得するために頑張っている方は自分が合格した後の姿をイメージしながら勉強するとやる気が出ると思います.
合格後のイメージのために本ページが一助になれば幸いです.