【英検1級】英作文で避けたい致命的なミス3つとその対策

本ページの目的

英検1級では英作文の出来が合否を左右すると言っても過言ではありません.

確実に英作文で得点するために、本ページでは大幅な減点に繋がる可能性がある致命的なミスとその対策についてご紹介します.

英作文で避けたい致命的なミス3選とその対策

問題の意味がわからない

1つ目は問題の意味がわからないということです.

厳密に言うと、これはミスではないですが..避けたい状態であることは確かですね.

英検1級の英作文では問題文でも難し目な単語や用語が使われることがあります.

例えば、economic sanctions「経済制裁」、humanities「人文科学」などが過去に問題文に使われており、問題文の意味が分からなかったという人も多かったようです.

  • Are economic sanctions a useful foreign-policy tool? (2021年度第1回)
  • Has a university degree in the humanities lost its relevance in today’s world? (2018年第2回)

知らない単語が問題文に含まれると、意味を推測して解答しなければならず、結果として的外れな解答となってしまう可能性があります.

対策は大問1の語彙対策と並行して、社会、国際、文化などの分野の英単語を一通り確認しておくことです.

英作文の問題集などでまとめられている用語集などを活用すると良いでしょう.

問題の意味を取り違えてしまう

2つ目は問題の意味を取り違えてしまうということです.

限られた時間の中で急いで解答をするためにうっかり意味を取り違えてしまい、質問に対してずれた解答となってしまうというパターンは起こり易いミスです.

例えば、以下の1つ目の題材でin Japanを読み飛ばして日本に限定しないで論じてしまうようなミスがよくあります.

また以下の2つ目の題材のように助動詞が使われている題材でcan-「-し得る」をshould-「-すべき」と誤って解釈して論じてしまうミスもよく見受けられます.

以下の3つ目の題材のように完了形で質問されている題材に対して未来形で答えてしまうなど時制の取り違いも同じくNGです.

  • Should the death penalty be banned in Japan? (2016年第3回)
  • Can renewable energy sources replace fossil fuels? (2019年第3回)
  • Has urbanization had a positive effect on Japanese society? (2014年第3回)

対策は英作文を書き始める前にしっかり題材の文を読むこと、落ち着いて確認することに尽きます.

英作文のアイデアが出ない

3つ目は英作文のBodyの部分のアイデア3つが出せないということです.

これも1つ目同様ミスというよりは避けたい状態といった方が適切ですね.

1級英作文では独立した根拠を3つ挙げる必要があり、2つまでは挙げられけど後1つが思いつかないというケースが多いです.

またなんとか3つ挙げられてもパラグラフ間で内容が似てしまっているというケースもあります.

このように本番で英作文のアイデアが出せないという状態に陥らないようにするために重要なことは”思い付きに頼らない”ということです.

思い付きに頼らない具体的な手法は以下の記事で詳しく説明しているため割愛しますが、アイデアの導出方法を理解し、練習の段階で実践しておくことで緊張してしまう本番でもアイデアを確実に出すことができるようなります.

【英検英作文】アイデアを出す

また片方の主張で考え始めてアイデアが出ない場合にはもう一方の主張でアイデアが出せないか考えてみるのも良いでしょう.

例えば、あるお題に対してYESで考えてアイデアが出ない場合はNOで考え直してみるなど.

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