この記事の目的
英検準1級、1級では筆記の大問1の語彙問題で句動詞の問題が4問出題されます.
しかしながら句動詞は英単語と比べるととっつきにくい、覚えづらいという方も多いのではないでしょうか.
この記事では句動詞を覚えやすくするためのヒントを3点解説させていただきます.
ヒント1. 動詞の意味から覚える
句動詞の中には動詞の意味さえ分かれば意味がほぼ推測できるものがあります.
そのためこのような句動詞は前置詞はあまり気にせず、動詞をより強く意識して覚えると良いでしょう.
例えば以下の英検準1級レベルの句動詞は、動詞の意味を押さえることで句動詞としての意味も覚えることができます.
- abbrebiate A to B 「AをBに省略する」
- be obsessed with- 「-に取り憑かれる」
- revert to- 「-に戻る」
ヒント2. 前置詞の意味から覚える
ヒント1と同じ視点で句動詞の中には前置詞のイメージから意味が推測できるものがあります.
あくまでイメージになってしまいますが、ざっくりとした意味の推測はできることから英検の熟語問題に正解するという目的には役に立ちます.
例えば以下の英検準1級レベルの句動詞は、前置詞のイメージから句動詞としての意味を推測することができます.
- bounce back 「回復する、立ち直る」→backは「戻る」イメージの前置詞
- step down 「辞任する」→downは「下りる」イメージの前置詞
- weed out 「取り除く」→outは「外の」イメージの前置詞
ヒント3. 類義語とセットで覚える
ヒント1、ヒント2にも当てはまらない句動詞は類義語とセットで覚えるという方法が有効です.
句動詞だけだとなかなか意味がイメージできないものはすでに知っている、同じ意味の単語とセットで覚えてみてください.
単語帳には句動詞の類義語が書かれているものがあるので、この類義語を手掛かりに覚えていくと良いでしょう.
また類義語が書かれていないものは類義語辞典などを活用して調べてどんどん書き込みをしましょう.
例えば以下の英検準1級レベルの句動詞は、同じ意味の単語や句動詞とセットで覚えた方が覚えやすいでしょう.
- sign up for 「申し込む」= apply for
- give off 「発する」=emit
- brush off 「無視する」= ignore
まとめ
さて、今回英検語彙問題で出題される句動詞を覚え流ためのヒントを3点ご紹介させていただきました.
そのまま覚えようとすると取っ付きにくいものはちょっとした工夫をすることで覚えらやすくなります.
ぜひ試してみてください.