【英検準1級】2次試験の4コママンガについて分析してみた

この記事の目的

英検準1級の2次試験で出題される4コママンガのパターンについて分析結果を共有させていただきます.

2次試験の内容は?

英検準1級2次試験の内容は大きく2つです.

1つ目は4コママンガのナレーションで、カードに書かれた簡単な内容の4コママンガのストーリーを2分間かけて英語で説明します.

2つ目は質疑応答で、4つの質問のうち最初の質問はカードに関するもの、残りの3つの質問は社会問題や環境問題など一般的な内容に関するものです.

一般的には1次試験の山場は最初のナレーションと言われています.

分析結果

過去問を分析したところ、2次試験で出題される4コママンガの内容のパターンは大きく3パターンに分類することができることが分かりました.

各パターンの流れと出題頻度を次にご紹介していきます.

パターン1

パターン1の内容は以下の流れになります.

  1. 課題を認識
  2. 行動をおこす
  3. 成功する
  4. 新しい課題が顕在化する

具体的な例で説明していきます.

  • 1コマ目:ある日、駅で歩きタバコをしている男性にぶつかり、女性の洋服に穴が空いてします. 女性は歩きタバコを課題として認識します.
  • 2コマ目:女性は歩きタバコを解決するために署名を集める活動を始めます.
  • 3コマ目:数ヶ月後、駅には喫煙所が作られます. 女性はこの光景を見て満足します.
  • 4コマ目:しかし数日後、喫煙所でタバコを吸う人が増えて、タバコの煙が歩行者を苦しめることになってしまいました. 女性はこの新たな課題を目にして困惑します.

過去問演習をしていると、このパターンの問題を一番多く見かけると思います.

パターン1は一番出題頻度が高く、私が調べたところだいたい7割ぐらいはこのパターン1になります.

パターン2

パターン2の内容は以下の流れになります.

  1. 課題の認識
  2. 解決手段の検討
  3. 成功する
  4. 新しい課題が顕在化する

このパターン2はパターン1とほとんど同じですが、2コマ目が少し違います.

パターン1は2コマ目が課題解決のために行動をおこす描写でしたが、パターン2では2コマ目は解決手段の検討をする描写になります.

具体的な例で説明していきます.

  • 1コマ目:ある日、市長とそのスタッフが市の就業率が年々下がっていることを課題として認識します.
  • 2コマ目:その後、会議にて雇用を生み出すための投資を受けるためにできることを議論します. そして複数あるアイデアの中から新しいショッピングモールを誘致することを解決手段とすることを決めます.
  • 3コマ目:数年後、計画通りショッピンモールが作られ、市長もこの光景を見て満足します.
  • 4コマ目:しかし数年後、ショッピングモールにより商店街のお客さんが奪われてしまっているという新聞記事を見つけます. 市長はこの新たな課題を目にして困惑します.

特徴的な点は、2コマ目でいつかのアイデアをあげて議論して解決手段を決めているシーンの描写です.

パターン2はたまに出題されることがあり、私が調べた限り出題頻度は2割ぐらいになります.

パターン3

パターン3の内容は以下の流れになります.

  1. 行動のきっかけとなるもの/ことに遭遇する
  2. 行動する
  3. 課題が見つかる
  4. 後悔する

このパターン3はパターン1、パターン2と展開が変わります.

上述の二つとは異なり課題ではないきっかけとなる事象が初めに描写され、そのきっかけに触発され行動します.

しかしこの行動により課題が生まれ、後悔するという流れです.

具体的な例で説明していきます.

  • 1コマ目:ある日、女性がインターネットで洋服のデザインの会社のインターンシップに関する広告を見つけます.
  • 2コマ目:その後、女性はインターンシップに応募し面接を受け、採用されることになります.
  • 3コマ目:しかしながら実際に働いてみると洋服のデザインの仕事ではなく、コピーやお茶汲みといった庶務の仕事が中心であることが分かりました.
  • 4コマ目:1週間後、彼女はこのインターンは広告と異なることから応募したことに後悔します.

パターン3はあまり出題されることはなく、出題頻度は1割ぐらいのようです.

まとめ

さて、今回は英検準1級の2次試験で出題される4コママンガの内容について、分析結果の共有をさせていただきました.

上記パターンを押さえておくことで、ほとんどのパターンはカバーできると思うので頭に入れておくと良いでしょう.

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