今回はリスニングについてです.
具体的には、練習では問題なく聞き取れていたのに、
試験本番ではなぜか普段通りに聞き取れないということについてよく相談を受けます.
私自身も英検1級を受験した際に、試験本番では普段の練習とは違う感覚を経験したことがあり、
浮き足立ってしまったこともあります.
なぜ試験本番で練習と同じように聞き取れなくなってしまうのでしょうか?
いくつか要因はあると思います.
一つは会場の環境によるもの.
広い会場の場合、家で練習するよりもやや音が反響するなどして、聞こえ方が変わる可能性があります.
また他の受験生が出すちょっとした音なども気になってしまうこともあるかと思います.
二つ目は練習でイヤフォンを使っている場合、本番でスピーカーで英語を聞くと少し聞きづらいという可能性が高いです.
一般的にはイヤフォンの方がクリアに音が聞き取れるので、イヤフォンでしか英語を聞いていないと本番で練習とのギャップを感じやすいです.
そして三つ目は疲労や緊張感です.
筆記問題を一通り解いた後に、リスニングを解くことになるので、練習で通し演習をしていないと、本番で練習よりも大きな疲労感を感じることになるでしょう.
また試験本番特有の緊張感もあるでしょう.
このように様々な要因から、リスニングは練習よりも本番の方が結果が出づらい傾向があるとこれまで多くの学習者を見てきて感じています.
準備としてできることは、練習の段階からなるだけ本番に近い状況を作ること、そして圧倒的な実力をつけて試験に臨むことだと思います.
リスニングの勉強法についてはまた別記事で紹介します!