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英検1級2次試験スピーキングの攻略法

問題の概要

英検1級2次試験スピーキングは、2分間のスピーチと4分間の質疑応答で構成されます.

具体的な試験の流れは英検ホームページのバーチャル2次試験を確認いただくと分かりやすいでしょう.

評価は以下の4つの観点でそれぞれ10点満点で、合計で40点満点です.

  • Speech:2分間のショートスピーチ
  • Interaction:4分間の面接官との質疑応答
  • Grammer and vocabulary:面接を通じての文法、語彙のレベル
  • Pronunciation:面接を通じての発音のレベル

スピーチ

政治、経済、環境などの問題が5つ書かれたカードを面接官から渡されるので、1分間の間にその中から1つ、スピーチする問題を選び、スピーチの準備をします. 1分経過後に、どの問題を選んだかを面接官に伝え、2分間のスピーチをおこないます.

問題サンプルは英検ホームページで公開されているので、見たことがない方はチェックしてみてください.

質疑応答

スピーチが終わった後に、スピーチに関連した内容を中心に面接官から質問を受けるので答えます. 質疑応答は4分間おこなわれ、質問数は特に決まっていませんが3-4問となることが多いです.

合格ラインは?

2次試験はCSEスコア602点以上で合格となります.

CSEスコアと素点の関係は以下の記事にまとめていますが、前回2022年度第1回の試験ではCSEスコアで602点以上取るためには素点で26点/40点以上取る必要がありました.

【英検1級2次試験】合格点は何点?CSEスコアと素点の換算表を公開

練習&受験スタンスを決めよう

英検1級の2次試験を受験するにあたり重要なことはご自身のスタンスを明確にすることです.

具体的には、

  • 2次試験対策を個人で練習するのか、相手を立てて練習するのか
  • (特にスピーチは)事前に用意したテンプレート中心に回答するのか、本番でのアドリブ中心に回答するのか

というところを明確にしましょう.

基本的には、個人で練習も相手を立てての練習どちらも大切ですし、テンプレートもアドリブもどちらも必要になってくるものだと考えています.

しかしながら、基本スタンスが曖昧なまま、なんとなく練習をして受験すると失敗してしまうことが多いです.

特に1次試験の結果が出てから練習を始める方は2次試験まで1ヶ月弱しかないので、上記2点を明確にし対策を進めることをおすすめします.


個人練習

個人練習の良さは練習のしやすさです.

自分が練習したいときに好きな時間だけ練習できるので、まとまった時間はもちろん、隙間時間の5分でも練習することができます.

気持ち的にも相手がいないので気楽にでき練習のハードルが低く取り組みやすいのではないでしょうか.

注意点は単に1人で話す練習をして終わりではなく、録音してセルフチェックするクセを付けるようにしましょう.

以下の記事では1人で英検1級の面接練習ができる、”1人面接練習シート”を配布しているのでこちらもご活用ください.

【英検1級】2次試験対策 1人面接練習シート

練習相手を立てる

面接で緊張してしまう方、発音や文法ミスなどセルフチェックでは限界があるという方、本番を模擬した練習をしたい方は練習相手を立てて練習をしましょう.

英検1級向けの塾に通学しても良いですし、今はオンライン英会話などでも面接練習に対応してくれるところがたくさんあるので、そのようなサービスを利用するのでももちろんOKです.

個人練習中心の方も本番前に何回かは練習相手を立てて模擬面接をやっておくことをオススメします.


テンプレート中心

とにかく合格したい方、試験まで時間がない方、スピーキング力に自信がない方、本番で緊張して頭が真っ白になってしまう方、アドリブに自信がない方はテンプレート中心で受験される方が良いでしょう.

事前にスピーチや質疑応答で回答のテンプレートを用意しておき、ご自身の勝ちパターンを準備して試験を受けるイメージです.

もちろんテンプレートで全て対応できるほど1級の2次試験は簡単ではないので、テンプレートで対応できないものはアドリブで答える必要があるので、テンプレート練習を中心に、アドリブ練習も少しやっておくと良いでしょう.


アドリブ中心

2次試験対策を通して、政治や環境など様々な分野の知識を身につけて合格後も論じられるようになりたい方、試験まで時間がある方、スピーキング力に自信がある方はアドリブ中心で受験されると良いでしょう.

以前に問い合わせいただいた方で、ネットメディアの仕事をしていて仕事の中で国際問題などを論じることがあるので、力を付けて自分の意見を言えるようになりたいという方がいました.

そういった方は、2次試験をパスすることよりも、様々な分野の情報収集をしつつ、論じる力を付けられた方が良いと思うのでテンプレートに頼りすぎず、アドリブ力を付けた方が良いと私は思います.

アドリブ力を付けるには、上述の通り、時間をかけて、たくさんの情報インプットとアウトプットを繰り返す他ありません.

情報整理の方法としてマインドマップの2次試験への活用方法を記事にしているのでこちらも参考にしてみてください.

【英検1級】マインドマップを活用した2次試験対策

私的おすすめ

私的おすすめは、まずは個人で練習する&テンプレート中心で取り組まれることです(下図1).

その後テンプレートや練習に慣れてきたら、個人でアドリブ練習する(下図2)と相手を立て&テンプレートを練習する(下図3)に広げていくと良いでしょう.

試験中の戦略

スピーチ

・スピーチをする題材は最初の10秒ぐらいで決めましょう. そのためにすぐに題材を選ぶ練習も事前にしておきましょう. 個人的にはShouldやAgree or disagreeから始まる題材が比較的取り組みやすいと感じています. また全ての題材に目を通すとたくさんの情報が入ってきて迷うので必ずしも全てチェックする必要はありません.

・テンプレート中心の方は準備してきたテンプレートで回答できそうかという基準でスピーチをチェックするのをお忘れなく!

・残りの50秒でスピーチの内容を検討しましょう. 2つ根拠を挙げるのが基本ですが、1つの根拠しか挙げられなくてもスピーチで6点取り、質疑応答で挽回された方はいるので諦めずに何か話しましょう.

質疑応答

・スピーチに関連したことを聞かれるので基本的にはスピーチの主張に反することは言わない方が良いでしょう. (スピーチではYES派だったのに質疑応答ではNO派に変わるなど)

・質問に対する回答のコツは、多少無理矢理感があっても、自分が勉強してきた得意な分野や常に考えている、知っていることに持ち込むことです. ゼロベースでその場で回答を考えられればベストですが実際かなり難しいと思います.

面接対策のおすすめ教材紹介

過去問

1次試験で既に購入済みの方も多いと思いますが、英検対策は過去問をやることが一番です.

注意点としては模範解答のレベルが高すぎるので、全体を参考にするのではなく、使えそうな表現やアイデアをつまみ食い的に取り入れると良いでしょう.

過去問は旺文社の全問題集がおすすめで直近6回分の過去問が収録されており、最新の22年度版は書店でも購入することができます.

余裕がある方はより前の過去問にも取り組み、たくさん練習しておくと良いでしょう.

22年度版を購入された方は20年度版の過去問を購入していただくと重複がなく新しい過去問のセットを入手することができます.

20年度の過去問は書店には置いていないのでネットで購入する必要があります.

英検1級面接大特訓 / Jリサーチ出版

過去問を使って練習をするのが一番ですが、参考書を買うとするならば1級2次試験対策の定番はこちら.

1冊ざっと目を通して、面接の概要、流れ、どのように回答すればよいかをざっくり把握すると良いでしょう.

面接対策のおすすめページ紹介

フレーズ集

英作文で使えるフレーズ集

タイトルに”英作文で使える”と書いていますが、面接でも使えるフレーズばかりです.

たくさん紹介しているので、使えそうなものをピックアップして覚えてみると良いでしょう!


2次試験で使える基本データ

【英検1級】英作文&面接(2次試験)で使える基本データ

スピーチや質疑応答で根拠を示す際に使える基本データをまとめました.

こちらも使えそうなものを覚えて使うことで、定量的なデータに基づいた説得力のある主張ができるようになるでしょう.


実際に質疑応答で聞かれたこと

【英検1級】2次試験(面接)の質疑応答で実際に聞かれたこと

私がサポートした方が実際に1級2次試験の質疑応答で聞かれたことをヒアリングしてまとめています.

数は少ないですが、どんなことが質問されるかイメージができると思います.