知っておくと効率良く対策を進めることができる、英検準1級2次試験対策ポイント10選をご紹介します.
1. ナレーション準備の練習をする
ナレーションでは1分間、カードを確認し準備をする時間が与えられます.
この時間で十分な準備をすることで質の高いナレーションをすることができます.
準備ではまずカード上部に書かれた説明文を読んでストーリーの概要を掴みましょう.
そして4コマ漫画の内容を確認する際には、
ナレーションをするときの視線の流れをイメージして頭の中でナレーションの対象をコマ毎に①から③の番号付けしておくとよいでしょう.
また4コママンガのストーリーのパターンについては以下の記事で分析しているので合わせてチェックしてみるとよいでしょう.
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2. ナレーションでよく使う表現を覚える
4コマ漫画はだいたいパターンが決まっていることからナレーションで使う表現も決まってきます.
よく使う表現は覚えておき、すぐに使えるようにしておきましょう.
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3. ナレーションでよく使う単語を覚える
ナレーションでよく使う単語は覚えておき、すぐに使えるようにしておきましょう.
4コマ漫画でよく出てくるものは下記の記事で詳しくまとめています.
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4. 質疑応答の型を身につける
質疑応答で大切なことは本番で思いついたことを話すのではなく、型に当てはめて解答するということです.
私がオススメしている解答の型は以下の通りです.
- 結論:私は○○だと考えている。
- 理由:それは○○だからだ。
- 具体例:例えば〜/実際に〜である。
- 結論:したがって私は○○だと考えている。
ちなみに出題される質問パターンを分析した結果を以下の記事でまとめているのでこちらも確認しておくと良いでしょう.
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5. 質疑応答でよく使う表現を覚える
質疑応答でよく使う表現もナレーションと同様、覚えておきすぐに使えるようにしておきましょう.
特に質疑応答は長めのフレーズで覚えておくと活用しやすいです.
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6. 本番を想定して練習する-個人練習-
本番を想定して個人練習をたくさんしましょう.
スマホの録音アプリを使ってナレーションを録音し、以下のチェックポイントを自己評価をし、できていないポイントを改善していきましょう.
- 1分40秒-2分の間にナレーションが完了しているか
- 途中でナレーションが途絶えて間が空いてしまうことがないか
- 日本語で「うーん」「えーっと」などと言っていないか
- 文法(時制、単数複数など)の誤りがないか
- 発音の誤りがないか
- 使っている語彙や表現が簡単すぎないか
- 文と文の繋がりが自然であるか
質疑応答の個人練習は質問のくじを作成し、引いたものに即興で答えることで本番のように質問のランダム性を再現し練習をすることができます.
7. 本番を想定して練習する-面接官役を立てて練習-
本番を想定した練習をするために、個人練習に加えて必ず面接官役の人を立てた練習もおこないましょう.
表現や発音などの英語面のチェックに加えて、解答の論理的な繋がりといった内容面の確認もしてくれる先生にお願いすることが大切です.
8. アティチュード評価を意識して練習する
英検準1級2次試験では3点満点のアティチュード評価があり、決して軽視はできません.
日常的な練習から以下のポイントを意識しておくとよいでしょう.
- 受け答えは自然か
- 表情は明るいか
- 視線は相手の方を向いているか
- 声は小さくないか、はきはき話しているか
- コミュニケーションを取ろうという姿勢が感じられるか
9. 発音の練習をする
優先度は高くはないですが、発音に自信がない方は1冊発音の教本に取り組んでみるとよいでしょう.
アメリカ英語の発音本では以下の教材がおすすめです.
10. 2次試験対策の注意点
スピーキングに自信がない方は早めの対策を
1次試験受験後に2次試験対策を始めても、期間が短いため間に合わないケースが多いです.
日常的に英語を話す習慣があるなど、スピーキングに自信がある方であれば1次試験終了後でも間に合うと思いますが、スピーキングに自信がない方は少しずつでよいので1次試験の対策と並行して2次試験の対策も進めておくことをおすすめします.
模範解答はあまり参考にならない
過去問や問題集の模範解答はかなり高いレベルのものが掲載されていることが多いです.
同じレベルの解答ができないと合格できないというわけではないので、模範解答を丸々参考にする必要はありません.
模範解答からは一部使えそうな表現やフレーズなどをピックアップして使うようにしましょう.
前提知識のインプットはほどほどでOK
2次試験の質問で聞かれる、環境や社会分野などの前提知識が全くないようであればインプットは必要かもしれないですが、普段ニュースを見ていて一般的な知識があるのであれば、追加で知識のインプットをする必要はありません.
時々、前提知識を増やすために様々な分野の勉強を始める方がいますが、あくまでも英検なので、知識を増やすことよりも英語を話す練習に多くの時間を使った方がよいでしょう.
英検に関する一般的な内容の記事も書いています. 準1級2次試験に関する質問も下記記事にまとめているので、受験する前にチェックしておくとよいでしょう.
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