【英検準1級】2021年度第1回リーディング感想

2-1. Herbal Medicine

Herbal Medicine(植物療法)の概要、問題点、通常の薬との比較について紹介しています.

特に難しい単語や表現もなく選択肢も迷いそうなものはないので取り組みやすいと思います.

個人的に植物療法と聞いてパッと浮かんだのは小さい時に幼稚園で転んだ時に園長先生に傷口に付けてもらったアロエ(aloe)でした.

2-2. Memory and Language

質問に使われるちょっとした言葉の差異で、記憶していた情報が変わり回答も変わるということを実際の実験結果と共に紹介しています.

文中で複数回使われているbe likely to-は「可能性が高い」という意味です.

英作文やスピーキングでも使える表現なので覚えておくと良いでしょう.

3-1. Imposter Syndrome

インポスター症候群という自分の能力やスキルに自信が持てない症状について専門家の見解が紹介されています.

個人的にこの話は本文を読む前から知っている話だったのでスッと入ってきました.

前提知識があるとリーディングの読みやすさがガラッと変わるので日頃から色々な情報に触れておくことが重要ですね.

本文では触れられていませんでしたがインポスター症候群は男性よりも女性に多く見られるそうです.

女性を管理職に登用する際などに自信がないからと断るケースが男性と比べて多いという話を以前に聞いたことがあります.

ちなみにimposterは「詐欺師、偽物」という意味です.

最近流行っている宇宙を舞台にした人狼ゲームAmong Usで人狼に相当する役割のことをインポスターと呼びます.

3-2. Climate Change and the Sami

気候変動により大きな影響を受けている、北極圏の先住民であるサーミ人の現状について紹介しています.

第1パラグラフではサーミ人がこれまでトナカイの皮を売ることで生計を立ててきたが、気候変動によりそれが難しくなっている現状について紹介しています.

第2パラグラフではそれにより一部の若者が都会に出るものの差別などにより適応に苦しんでおりメンタルヘルスの問題を抱えるものも多いことについて触れています.

第3パラグラフではそれらの問題に対する政治的なサポートについて紹介しています.

サーミ人のことについてより詳しく知り方はwikiを見ると勉強になりそうです.

ちなみに第2パラグラフ前半に登場するfledは動詞flee「逃れる」の過去分詞形です.

3-3. Lemons and the Mafia

レモンがマフィアが構成されることのきっかけとなったという話を具体的な経緯と共に紹介しています.

元々は治安悪化によりそれぞれの農家が屈強な男を雇い、果樹園を守ろうとしたことがきっかけでしたが、そのうち存在感を増していき、ビジネスの中間に入りお金を取ったり、組織を拡大させていったそう.

またこのような現象は他の分野、例えばダイヤモンドなど.

アメリカのラジオのサイトnprでもこの題材について音源とスクリプトが公開されていた(こちら)のでご興味のある方は覗いてみるのも良いでしょう.

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