【英検準1級】2019年度第2回リーディング感想

2-1. “Drink Responsibly” Messages

アルコール飲料の広告における責任を持って飲酒するようにというメッセージの不十分さに関する批判について紹介しています.

各パラグラフでそれぞれの批判のポイントが挙げられておりシンプルな論理展開で読みやすいでしょう.

また選択肢も悩むものはなく正解を選びやすいと思います.

2-2. Dog Colors

犬の肌の色に関連して確認されている傾向について紹介しています.

Labrador retrieverのretrieveは「取り戻す」と言う意味で、昔、猟銃で射った動物を取ってくる役割で用いられていたことに由来するそうです.

ちなみに下記は駅ホームドアの注意書きの写真でretrieveが使われています.

駅のホームドアの写真です.

3-1. Dracula Tourism

ルーマニアのドラキュラに頼った観光業の歴史的な経緯について紹介しています.

始めは地元の住民はドラキュラについてよく知らない中で観光客が多く訪れ、それに乗じて徐々にビジネス化していくという話は現代の日本の観光産業でもよく見られるお話ですね.

第2パラグラフの1文目でIn Search of Draculaがイタリック体になっているのは書籍の名前であるためです.

詳しくは以下の記事にまとめているのでご興味のある方はご確認ください.

イタリック体について

3-2. Lightning Strikes and Ships

海上での人間による活動と雷の発生頻度&強度の関連性について紹介しています.

導入の第1パラグラフで、どのようなメカニズムで雷が発生するかということについてひたすら説明しており中々頭に入ってこないと感じる方が多いのではないかと思いました.

簡単に流れを整理すると以下の通りです.

空中のエアロゾルがたくさんある→雨の水滴は小さくなる、数が多くなる、1つ当たりの重さが軽くなる→上昇しやすくなる→凍りやすくなる→摩擦を引き起こし電気を発生しやすくなる→雷を引き起こしやすくなる

ちなみに第2パラグラフ以降は具体的な研究結果について紹介しており理解しやすかったのではないかと思います.

3-3. Is It Time for Universal Basic Income?

国民が生活に必要な最低限のお金を国に支給してもらうという制度、ベーシックインカムに関する記事です.

ベーシックインカムの賛成派の意見、反対派の意見、実際の検証結果について各パラグラフで紹介しています.

ちなみに第4パラグラフで紹介されていたケニアでのベーシックインカムの実験についてより詳細に解説しているnatureの記事がありました.

(ご参考:Money for nothing: the truth about universal basic income)

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