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過去問の入手方法
直近3回分の過去問の入手方法
直近3回分の英検の各級の過去問(具体的には問題、解答、リスニングの音源、リスニングのスクリプト)は英検のホームページにて無料で公開されています.
ただし新しい回の過去問が公開されると古い過去問は参照できなくなるので、公開されているものはブラウザ上で参照するのではなく、公開されているうちにご自身の端末(パソコンやスマホなど)にダウンロードして保存しておくことをおすすめします.
ダウンロードの方法は以下の通りです.
問題冊子や解答のpdfファイルをダウンロードする
以下の通りpdfファイルを開いた後に、右上のダウンロードボタンからダウンロードし保存することができます.
リスニングの音声データをダウンロードする
以下の通り音声データは●が3つ縦に並んでいる箇所をクリック→ダウンロードを選択することでダウンロードできます.
6回分の過去問の入手方法
英検ホームページに掲載されているものよりも前の過去問を入手したい場合には、書店で売られている過去問題集を買いましょう.
旺文社の全問題集が英検過去問集の定番で6回分の過去問が収録されています.
例えば、2021年度の全問題集では2018年度第3回から2020年度第2回の6回分の過去問が収録されています.
英検1級の全問題集はおよそ3000円、英検準1級がおよそ2300円です.
上記より前の過去問の入手方法
更に前の過去問を入手するには古い全問題集を買う必要がありますが、書店では最新版しか置いていないためAmazonやネットの古本販売サイトなどから購入する必要があります.
ちなみに古い過去問はプレミアが付いており、通常よりも価格が高騰していることが多いです.
実際に2021/12/9にAmazonで2015年度の英検1級の全問題集の中古品を確認したところ、4000円から6000円で販売されていました.
個人間で売買をするメルカリなどであれば、もう少し安価で入手できる場合があるのでぜひチェックしてみましょう.
図書館を利用する
また自分で買う以外に図書館で借りるという選択肢もあります.
図書館の本なので書き込みはできない点がネックではありますが、無料で入手できるという意味では大きなメリットがあります.
まだ登録されている図書館の数は多くないですが、全国の図書館の蔵書を検索できるカーリルというwebサービスを使うとお近くの図書館で英検の過去問や問題集が利用可能かを簡単に確認することができます.
過去問を使った効果的な学習方法
現時点での実力を測る
過去問は現在の実力を正確に測るための重要なツールです.
よく試験の直前に初めて過去問に取り組む方がいますが、あまりオススメしません.
基本的に過去問は問題集の代わりに使う(大問ごとに解くなど)のではなく、テスト本番と同じ条件で取り組み、自分のレベルを把握し学習計画を立てるために使いましょう.
ちなみにここでいう「テスト本番と同じ条件」とは単にテストの時間だけではありません.
以下、本番の条件に近づけるためのポイントです. 可能な限りこれらの条件を満たした上で過去問に取り組みましょう.
- 回答用紙は本番と同じものを使う
- 本番で使う筆記用具を使う
- 机の上には本番で置いていいもの以外は置かない
- リスニングはイヤホンではなく、スピーカーで聞く
- スマホの時計ではなく、本番で使う腕時計で時間を管理する
- 本番と同じ時間帯にやる. 朝は頭が働かない、昼明けは眠くなるなど気づくことがあります.
- 本番直前に会場で確認する予定の教材を同じように直前に確認する
- 新型コロナ対策のためマスクを付けたまま取り組む
弱点を分析する
本番と同じ条件で取り組んだ後は自己採点し結果を分析しましょう.
目標と現状の差分が課題であるので、各分野の結果を確認し課題を明確になりましょう.
各分野の目標スコアやおすすめの戦略や素点とCSEスコアの換算は下記の記事に詳しくまとめてあります.
英検準1級に合格したいあなたへ送るロジカル合格戦略 【英検準1級】正答率とCSEスコアの換算について 英検1級に合格したいあなたへ送るロジカル合格戦略 【英検1級】合格点は何点?素点とCSEスコアの換算表を公開復習する
過去問を解いた後にはそのままにせず、必ず復習するようにしてください.
単語は語彙問題だけでなく読解、リスニングのスクリプトも含めて、分からないものを全てチェックし、後から確認できるようにノートやWordなどのファイルにストックするようにしてください.
リーディングは不正解だったものと正解だったが自信がなかったものを対象に、正解の根拠が含まれている箇所を本文中から探し出し、なぜその文を理解することができなかったか、原因を明確にしましょう.
リスニングもリーディングと同じく、正解の根拠が含まれている箇所をスクリプト中から探し出し、なぜその文を聞き取ることができなかったか or 理解することができなかったか、原因を明確にしましょう.
英作文は基本的に自己採点ではなく、信頼できる人に添削してもらい採点してもらうようにしましょう.