Contents
- 1 本ページの目的
- 2 よくある間違い集
- 2.1 affect/effectの使い分け
- 2.2 contribute to/lead toの使い方
- 2.3 使役動詞の使い方
- 2.4 他動詞として使えない動詞
- 2.5 自動詞として使えない動詞
- 2.6 受動態での自動詞の使用
- 2.7 関係代名詞 / 関係副詞の使い分け
- 2.8 冠詞の使い分け
- 2.9 副詞による名詞修飾
- 2.10 be beneficial to/benefitの使い分け
- 2.11 win/defeatの使い分け
- 2.12 success / successionの使い分け
- 2.13 不可算名詞とmany
- 2.14 and/orの安易な使用
- 2.15 前置詞の繰り返し
- 2.16 currentlyを現在完了の文で使用
- 2.17 causeの使役動詞として使い方
- 2.18 製造業はmanufacturing business
- 2.19 SNSはsocial media
- 2.20 mediaの単数・複数の扱い
- 2.21 moreとfurtherの使い分け
- 2.22 knowledgeは不可算名詞
- 2.23 情報技術はinformation technology
- 2.24 enable A to Vの使い方
- 2.25 関係代名詞thatの継続用法の使用
- 2.26 目的格whomの省略
- 2.27 get used to-の使い方
- 2.28 epidemic/pandemicの違い
- 2.29 cannot help -ingの使い方
- 2.30 主語での動名詞、不定詞の使い分け
- 2.31 短縮形の使用
- 2.32 reasonとperspectiveと前置詞の組み合わせ
- 2.33 第二次世界大戦
本ページの目的
英検準1級/1級の英作文でよくある間違いを本ページにまとめていきます. (随時更新していきます.)
ご自身で書かれた英作文を本ページを参照してセルフチェックすることで、よくある間違いに気づくことができます.
よくある間違い集
affect/effectの使い分け
affectは動詞で「影響する」、effectは名詞で「影響」という意味です.
紛らわしいので誤って逆で覚えてしまわないように注意して下さい.
contribute to/lead toの使い方
contribute to-は「-に貢献する、-の一因となる」という意味で、ポジティブ/ネガティブ両方のニュアンスで使うことができるので、英作文でも使う機会は多いです.
toの後ろに動詞の原形を置くことはできず、名詞、代名詞、動名詞のいずれかとなる点に注意してください.
lead to-「-を生じる」についても同様にtoの後ろに動詞の原形を置くことはできません.
使役動詞の使い方
have O+Cやhelp O+Cといった使役動詞ではOとCが主語と動詞の関係である必要があります.
よくある間違いとして、以下のようにOとCが主語と動詞の関係になっていないケースがあります.
[NGなケース]
The technology will help animals preserve.
→animalsがpreserveする訳ではないのでNG.
[OKなケース]
The technology will help people preserve the environment.
→peopleがpreserve the environmentするため、主語と動詞の関係になっているのでOK.
他動詞として使えない動詞
・declineは自動詞「衰える」という意味であり、他動詞「衰えさせる」という意味では使用できません.「断る」という意味では他動詞として使うことができます.
・succeed「成功する」という意味では他動詞として使用できません. 「-で成功する」と言いたい場合には、be successful in-またはsucceed in-で使いましょう.
・remain 「-のままである」は他動詞として使用できません.
自動詞として使えない動詞
・boostは「強化させる、増加させる」という意味なので、自動詞としては使用できません.
受動態での自動詞の使用
自動詞は目的語を取れない=受動態で使うことはできないので注意が必要です
関係代名詞 / 関係副詞の使い分け
それぞれ関係代名詞の後ろは不完全な文(主語、目的語、所有格のいずれかが欠けている文)、関係副詞の後ろは完全な文(主語、目的語、所有格のいずれかが欠けていない文)になっている必要があります.
冠詞の使い分け
・theを付ける名詞
economy、world、environment、government、industry、Internet など
・theを付けない名詞
culture、history、society、nature など
副詞による名詞修飾
副詞は動詞または形容詞を修飾し、名詞は修飾しないので注意が必要です.
be beneficial to/benefitの使い分け
benefitは他動詞なので前置詞は不要でそのまま目的語を取ることができます.
benefit toとしないように注意しましょう.
win/defeatの使い分け
winは試合(game)などを目的語に取り、defeatは対戦相手(opponent)などを目的語に取ります.
逆で使ってしまうことがあるので注意が必要です.
success / successionの使い分け
successは名詞で「成功」、successionは名詞で「連続、継承」という意味です.
successionを「成功」という意味で使ってしまうことがあるので注意が必要です.
不可算名詞とmany
不可算名詞はmanyで修飾することができません.
many knowledgeなどはNGです.
and/orの安易な使用
and/orを使って具体例を挙げるのは良いですがやや文の印象としてレベルが低く見えてしまう場合があります.
安易にand/orを使って具体例を出すということは控えた方が良いでしょう.
例)
vegetables and fruits → crops
music and movies → digital contents
前置詞の繰り返し
A of B of Cのように前置詞を重ねて繰り返し使わないように注意しましょう.
currentlyを現在完了の文で使用
現在完了には現在のニュアンスが含まれているのでcurrentlyは一緒に使わない方が良いでしょう.
causeの使役動詞として使い方
cause A to Vという形で、toと共に使い、「AにVさせる」という意味になります.
製造業はmanufacturing business
製造業は英語でmanufacturing businessで、manufacture businessは誤りです.
SNSは英語でsocial mediaと言います. SNSと書かないように気を付けましょう.
mediaの単数・複数の扱い
mediumの複数形であるが、マスコミという意味では単数でも複数でも用いられる.
moreとfurtherの使い分け
moreとfurtherはどちらも日本語では「もっと」という意味の比較級ですが、moreは量、furtherは程度のニュアンスです.
furtherを量の意味で使わないように気を付けましょう.
knowledgeは不可算名詞
knowledgeは不可算名詞なのでmanyで形容したり、knowldegesとはできないので気を付けましょう.
情報技術はinformation technology
情報技術はinformation technology(IT)で、IT technologyと書いてしまうとtechnologyが重複してしまい冗長なので気を付けましょう.
enable A to Vの使い方
enable A to Vは「AがVできるようにする」という意味で使われ、AがVの動作主である必要があります.
関係代名詞thatの継続用法の使用
関係代名詞の継続用法(,(カンマ)を用いる関係代名詞)はwhichのみで、, thatは文法上誤りである点注意が必要です.
目的格whomの省略
英作文では目的格whomを使うことは間違いではないですが省略した方がベターです.
get used to-の使い方
get used to-で「-に慣れる」という意味です.
-の部分には動名詞または名詞を置き、動詞の原形は置けないので注意が必要です.
epidemic/pandemicの違い
epidemicは限定的な地域で流行している感染症、pandemicは広範囲で流行している感染症を指します.
コロナは後者のpandemicに該当します.
cannot help -ingの使い方
cannot help -ing「-せずにはいられない」は「思わず-してしまう」というニュアンスなので「事情があってせざるを得ない」というニュアンスには適しません.
後者の表現をしたい場合にはhave no choice but to-を使いましょう.
主語での動名詞、不定詞の使い分け
英作文では文の主語として「-すること」という意味で、不定詞を使うことは問題ないですが、動名詞を使うことが一般的です.
短縮形の使用
英検英作文のようなフォーマルな文章では短縮形は使用しないようにしましょう.
don’t→do notのように分けて書くようにしましょう.
reasonとperspectiveと前置詞の組み合わせ
英作文ではfor the following reasons「以下の理由から」、from the above three perspectives「上記の3つの観点から」といった表現をよく使いますが、必ずreasonはforと、perspectiveはfromと一緒に使うようにしましょう.
第二次世界大戦
World War Ⅱの場合にはtheは付けませんが、Second World Warの場合にはtheが付きます.